最近、スーパーマーケットなどでのも「グルテン・フリー」という言葉を見かけることが多くなってきました。
グルテンという言葉は良く耳にしますが、小麦、大麦、ライ麦などの穀物から生成されるたんぱく質の一種です。
そして、グルテンはグルテニングとグルアジンという2種類のタンパク質が絡み合って出来ています。
そのことで、独特の粘りが生まれます。
なので、パンなどのモチっとした食感もグルテンのおかげだったりします。
そのグルテンですが、時にはセリアック病や小麦アレルギーなどを引き起こしてしまうことがあります。
セリアック病とは、グルテンに対する免疫反応によって起こる自己免疫疾患です。
小腸の粘膜が炎症を起こしてしまって下痢、腹部膨満感、過敏性腸症候群、潰瘍などを起こすこともあります。
まだまだ、羅患している人は多くないですが、最近は増加傾向にあります。
そのため、健康に敏感なアメリカでは、グルテンを使っていないグルテンフリーの食品が認知されています。
小麦の代わりに米粉を使ったパンや、米粉やキヌアを使ったパスタなどいろいろな食品が出回っています。