谷中生姜


谷中生姜という生姜があります。
はじかみや筆生姜とかも言われています。
「谷中生姜」は、「葉生姜」と混同されやすいです。
夏になると八百屋さんで「谷中生姜」として販売されいている生姜があります。
生のままでお味噌をつけたりして食べると美味しいおなじみの生姜です。
実は、あれは「葉生姜」と言われる生姜です。

どちらも美味しい生姜には変わらないですが、谷中生姜と葉生姜では栽培法が違います。
葉生姜はシーズン中は露地栽培されています。
谷中生姜は主にホテルや料亭などで使われるために施設栽培で通年販売されます。

見た目の違いや見分け方です。
葉生姜は一つの根から複数の茎がついています。
谷中生姜は一つの根に一つの茎です。
そのため、筆のようにみ見えるので筆生姜ともいわれています。
谷中生姜は料亭などで魚料理の付け合せで使われることが多いです。
焼き魚などの横に添えられている生姜といえばわかりやすいかもしれません。
食感が柔らかい生姜です。
それが「谷中生姜」です。

谷中生姜は、料亭などに出荷されることがほとんどのため、あまり市場には出回りません。
そのため、八百屋さんなどでは目にする機会は少ないと思います。